外⽿道炎
外耳道ってどこ?
耳のつくりは大きく分けて外側から外耳、中耳、内耳に分かれます。
そのうち、外耳道は耳の穴から鼓膜までのおよそ4cm程のくだ状の通路を指します。
外耳道炎ってなに?
外耳道に主に細菌、時にカビなどの感染が起き、炎症が生じている状態を指します。
原因
頻回な耳そうじやイヤホンの長時間使用が多く挙げられます。
また小さなお子様であれば、耳の中に小石や小さなおもちゃのパーツなどを入れてしまうことで外耳道に傷がつくことがあります。
症状
耳やその周辺が痛む、耳が詰まる、耳から汁がでる、耳のかゆみなど
治療
外耳をきれいな状態に保ち、必要に応じて軟膏や点耳などの薬を使用します。
外耳炎がある場合は耳そうじをしない、触らないことが重要ですが、かゆみが強い場合はかゆみ止めの内服を併用する場合もあります。
注意すること
耳そうじをしすぎないことです。
外耳には細かい毛が生えており、耳あかを外へ出してくれる機能があります。そのため耳そうじは外まで運ばれてきた耳あかを綿棒などで拭き取るようにします。
毎日する必要はなく、月に1回程度で十分です。
それでも耳あかがたまる場合は受診され、定期的な耳そうじをおすすめします。
また持病で糖尿病をお持ちの方は、免疫力が低下することにより細菌などと十分に戦えない状態になることがあります。
この場合、感染する菌の種類によっては炎症が外耳にとどまらず、周囲の組織に広がってしまい、激しい頭痛などを来すこともあり注意が必要です。